人手不足と言われる中、フリーターから就職活動をしていたり、失業や転職で就職活動をする中で
「なかなか仕事が見つからない」「エントリーしても全く受からない」といった状況に悩まされることがあります。
企業は深刻な人手不足とニュースでよく聞くのに、どうして自分は全く採用されないんだろう?と疑問に思うかもしれません。
実際に、中小企業へのアンケートでは、実際に、7割の中小企業が人手不足であると回答しています。
(参考サイト:政府と協力して中小企業をサポートする中小機構)
では、いったいなぜ人手不足なのに受からないのかについて解説したいと思います。
企業側の理由や背景を理解することで、求められる人材とはどんな人かを知ることができます。
人手不足の中でも正社員採用をもらうことができる人材に近づくことができるはずです!
目次
企業が人手不足を感じる理由
今、企業が不足していると考えている人手とは、有能な人材のことです。
単純に人手が求められるような仕事の需要が減った事が大きく、代わりに新しいことにチャレンジできるような人材が求められ、より専門職や、スキルが強く求められうようになったことが理由です。
つまり、使えない人材は求められていないのが現実です。
企業が求める人材が、大きく変化しています。
深刻な人材不足の時代の中、求人サイトでは日々新たな求人が増え続け、長期にわたり掲載され続けているはずです。
求職者は、この時代の変化に対応できないとますます就職が困難となっていく流れにあると言えます。
誰でもできる単純な仕事や、言われたことをこなすことしかできない頭を使わない人材や、自己研鑽をしない人材。
これらの人材は、正社員として雇用している意味がなく、アルバイト雇用や将来的にロボットに置き換えることもできてしまいます。
IT化が進み、これまでのような、終身雇用でじっくり成長させる動きの遅い時代は終わりました。
それによって、言われた仕事をこなすだけの人材の価値も低くなっています。
新しい価値を生み出す知的生産性の高い人材こそが、今求められる人材なのです。
営業やマーケティング職、IT系などは特に、人材によって会社への貢献度に大きな違いが出ます。
もちろん中には決められた範囲で行う仕事も存在しますが、これらの業種は個人での活躍の幅はあきらかに大きいです。
企業が求める人材が不足している。だから、人手不足の中でも受かる人と受からない人がでてきてしまうのです。
人手不足でも40歳はなかなか雇われないという年齢の問題と理由
40代は、年齢から考えて経験やスキルは十分に高い人材だと期待します。
厳しいことだと思いますが、でなければあえて中高年を採用する必要がありません。
20代を採用するよりも、あなたを採用することで、どんなことをしてくれそうかと期待されます。
つまり、会社に公献できるような、目立った実績や会社に必要とされる高いスキルを持っていると言った魅力がなければ採用は難しいです。
これが、年齢で足切りにされる理由です。
日本でも黒字営業をしている大手企業では中高年の大量リストラを行うようになり、この風潮はさらに加速していくでしょう。
企業も若く有能な人材にどんどんチャレンジしてもらいたいはずです。
40代であれば、少し背伸びした会社を選ぶのは控えるか、うまく、経験やスキルを自己PRできるようにならなければなりますん。
もしあなたが20代のフリーターであれば、できる限り若いうちに就職を決めることが望ましいです。
人手不足でも就職できない生産性の低い人の特徴
営業職の場合
- 学びが少なく数だけはこなすも成果につながらない営業マン
- 学びが多く重大な取引を獲得し成果を出す営業マン
エンジニア職の場合
- 仕事の範囲内しか学習しないエンジニア
- 複数のプログラミング言語を学習し、高度なプログラムをかける学び続けるエンジニア
このように会社にもたらす利益や貢献度に大きな違いがあるでしょう。
どちらも前者のような人材を月25万円の給料で2人雇うより、後者のような人材を月50万円の給料で1人雇いたい。
この考え方が年々色濃くなってきています。
企業も求人媒体や内定者に投資をすることになるので、より採用に慎重になります。
企業目線で考えると、活躍してもらえそうな人材を求めたいものです。
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人手不足でも就職できる生産性の高い人の特徴
例えばお客様の満足度を上げると言った課題に対し、個人で笑顔で気持ちのいい対応を頑張るよりも、接客の質を社内全体で上げるよう笑顔を徹底する様に共有し、接客や業務フローの見直しやサービスの改善や新たな施策を企画提案し実行をできる人材の方が重宝されます。
企業は今使える人材が不足しているのです。
フリーターで正社員を目指し、就職活動をしながらアルバイトも続けているのなら、できる限り後者の働き方をしてみてください。きっと、採用してもらえるはずです。
人手不足で就職するためには生産性の高い人材になろう
人手不足とは言いましたが、生産性の高い人材が求められているため、企業が欲しい人材になる事が就職への近道と言えます。
最後に、採用される人材になるための方法を解説します。
採用されるための自己改善
30代半ばで就職できず採用されない状態が続いているようであれば自己改善から行う必要があります。
人手不足とは言え、求人数の少ない職種や、会社や条件などを求め過ぎてしまうとその分採用率は低くなってしまうと言った問題もあります。
しかし、そう言った問題がないのであれば、おそらく面接や書類といった面でうまくあなたの良さを伝えられていないのかもしれません。
自力でフリーターからの就職や転職活動に限界を感じたら転職エージェントに登録してプロに就職活動を有利に進めてもらうことが正社員就職の近道です。